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    衣浦港・ルアーで狙うシーバス釣り                                05.11.18
                                                                         JOFI愛知会員 坂下 智英
     秋本番、11月1日の夕暮れ時、私の会社近くに見慣れた車が。フィッシングガイド&スクール「達人」の衣浦港キャプテン杉原氏の愛車だ。程なく予想通り携帯電話が鳴る。「今夜出船します。さっさと準備をしなさい」と告げて切れる。で、久々に衣浦港のシーバス釣りで遊ぶこととなった。
     杉原氏、釣友の杉本氏、私の3人が乗り込み、出船したのは20時すぎ。点在する石炭埠頭や発電所付近などを魚を探しながら回る。衣浦港は2時間程度で回ることが可能だから、夜釣りにはちょうど良い。各ポイントが狭いので1人ずつキャスト。1回バイトがあったら釣れても釣れなくても交代とした。トップバッターの杉本さんは7センチのシンキングミノーを橋脚奥に低い弾道で入れる。いきなり食ってきたので合わせることができず、えら洗いで外された。
     今度は私の番。ルアーはすこし小さい6.5センチのシンキングミノー。同じように橋脚下を狙う。シーバスが着くのは影と明るくなっているところの境目だ。水面近くを泳ぐ小魚をイメージしながらやや遅めにリールを巻く。光と影の境界まで来たところで小さくルアーにアクションを加えシーバスを刺激する。「ゴンッ」とアタリ。久々のシーバスの引きだ。トラウトとはまた違う楽しさがある。えら洗いの必殺技を出される前に一気に引き抜く。セイゴサイズだ。
     続いて杉原氏。独特な泳ぎをするワームを使う。いきなりヒット。障害物を巧みに避けながらのランディング。あっさりと40センチ級を釣り上げる。
      さすがに3人で間髪を入れずにキャストすると魚が沈んでしまい反応がなくなる。移動して、碧南発電所の岸壁周りを流す。発電所の照明が当たっている所をピンスポットで狙う。するとやはり活性の高い魚は一発で出てくる。わたしが2匹目を上げた後、ボートを流しながら杉本氏が岸沿いを探っていると、大きくロッドが曲がった。ロッドのパワー以上の大物。主導権は魚が握っている。しばらく攻防が続いたが最後はバラしてしまった。その後、潮位が下がり、魚の警戒心が強まってきてアタリがなくなったのを機に22時終了。
     夜空を見上げると、頭上で一段と赤く輝く火星が夜遊びをするおやじたちを見ていた。釣果は25〜40センチのシーバスが1人当たり3〜5匹
     「もう少し冷えてくると大物が港内に入ってくるだろう」と杉原氏。根魚もルアーに果敢にアタックしてくるようになる。今回は30センチ級のチヌも釣れた。いろんなターゲットが一編に狙える衣浦港のゲームフィッシングに一度挑戦してみては。フィッシングプランの問い合わせは、フィッシングガイド&スクールサービス「達人」杉原氏。090−1230−3018まで。
                                                 (05.11.18付・名古屋タイムズ紙11面掲載、寄稿記事)

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